子供の目標を一緒に考えよう!子供が目標をたてる3つのメリット

子育てマインド

子供の成長を願って目標を設定したことがあるという人は多いのではないでしょうか。上手くいきましたか?私は過去に自分の息子に目標設定をして………いつの間にか目標自体がなかったことになっていたり、息子が嫌になって途中でやめてしまったりと…うまくいきませんでした。

そのため、もう一度しっかりと子供の目標設定について学びなおし、どうすればうまくいくかを検討してから挑戦することにしました。

そしてその結果…順調です!!!子供に目標をもっていろいろなことを達成して欲しいと思っている方は、一緒に挑戦してみませんか?

なぜ目標をたてることが大切なの?目標をたてる3つのメリット

そもそもなぜ目標を立てることが大切なのでしょうか。時間をかけて目標を考えたのにうまくいかないことだってあります。時間が無駄になったり親がイライラしてしまったりというリスクを冒してまで、子供に目標を持たせたほうが良いと言うのには3つの理由があります。

①子供が自分自身でで何をするべきかを考え、集中して活動することができる

目標がなければ子供はただ何となく親に言われた事をしたり、その日にしたいことをしてしまいます。目標があることでなんとなくするという意識から、自分で考えて目標にむかって行動するという意識に変わります。また、自分が今何をするべきかがはっきりと分かかることで、自分のすべきことに集中することができるのです。

②目標を立てて成功することで自己肯定感が上がる

自分で立てた目標を達成することで、子供は自分はがんばれば目標を達成することができるのだという事を学びます。それを何度も繰り返すことで、自分はできる!という意識を高めることができます。

また目標を達成し、周りからほめられる機会が増えることで、自分はできる!という気持ちはさらに高まるでしょう。

③目標を立てて達成するという良い習慣ができる

目標を立てて達成するという行動は、子供の時期だけでなく今後大人になってからも必要な習慣です。大人になってはじめて目標を立てて達成するという習慣を始めるよりも、小さいころから目標を立てるという習慣がある人の方が将来的に有利なのは一目瞭然です。

子供の意見を聞きながら目標を決めてみよう

それではどのように目標を立てていけば、うまくいくのでしょうか。

私は今まで、息子の目標を立てるときに自分主導で話を進めていました。「今、○○くんは漢字の点数があまりよくないから、漢字のテストを1日1回しようね?これでいい?」というかんじです。一応息子にはこれでいいか確認しているものの、息子も嫌だとは言えない状況ですよね…これはNGです。

子供の話をしっかり聞いて、子供が自分にあった目標を立てられるようにサポートしてあげましょう。

まずは今回の目標を達成する期間を決めましょう。期間を決めないで目標達成を目指すと、子供の目標を達成するという意識は徐々に薄くなってしまいます。特に最初は期間を短くして小さな目標を立てることをお勧めします。子供に目標を意識させやすく、目標を達成させやすいためです。

次に、目標を立てる時には子供に「○○くんは今どんなことがもっとできるようになりたい?」と聞いてみましょう。子供によってはすぐに答えれれない子もいるかもしれません。そういう子に対しては、「じゃあ、今なにのお勉強が楽しい?」とか「何ができたらかっこいいと思う?」とか質問の仕方を変えてみましょう。

何ができるようになりたいかが決まったら、次はそれができるようになるためには具体的に何をすればいいかを子供と考えてみましょう。この部分が達成していく具体的な目標になります。

小さい子供にとって具体的に何をすればいいのかを考えるのは難しいかもしれません。子供からアイデアが出ない場合は、例えばどんなアイデアがあるかをいくつか出してあげてください。その中でどの目標にするのかは子供が決めるようにすれば、子供にとってその目標は親から押し付けられたのではなく、自分で選んだ自分の目標になります。

その際に気を付けるのは以下の3点です

・大きすぎる目標は避ける
・他の人の成果によって達成ができなくなる可能性がある目標は避ける
・複数の目標を立てる
大きすぎる目標は結局達成できずに、挫折してしまう恐れがあります。今は子供が頑張れば多分達成できるような目標をどんどんクリアしていく経験が大切です。そうすることで目標=達成するのが当然なものという意識が付き、将来的に大きな目標を立てた場合も挫折せずに目標を達成するというマインドが身につきます。まずは小さな目標を立てて、目標を達成するという癖をつけるようにしましょう。
 
また、「○○君に走るので勝つ」や「クラスで一番いい点数をとる」といったような他の人の成果がかかわってくる目標は、いくら自分が頑張っても達成できない可能性があります。子供に対しては頑張れば達成できるということをまずは認識させるべきなので、そのような目標を立てることは避けたほうが無難です。
 
目標を立てるのには時間がかかってしまうと思いますが、ぜひ同時にいくつかの目標を立てるようにしてください。1つだけ目標を立てるとその目標が達成できなかった場合、子供は自分は目標達成に失敗したと感じてしまいます。しかし複数個目標を立てていていた場合は、たとえ1つ目標が達成することができなくてもそのうちのいくつか目標が達成できていれば、子供にとっては満足な結果となるでしょう。
 
1つでも目標を達成できれば、達成できなかった他の目標はおいておいて、親も達成できたことを褒めることができます。そうすれば子供も次回の目標設定に前向きに取り組めるはずです。
 
子供と一緒に目標を立ててみよう(実践)
以上をふまえて息子(7歳)と目標を決めてみました。最初に期間は3週間に設定しました。(目標を決めた時に春休みが後3週間で終わりそうだったため)
 
最初に息子と春休み中の目標を決めようという事で話がスタートしました。息子には国語、算数、英語でどんなことができるようになりたいか聞いたところ。
国語…もっとはっきりとした声で音読ができるようになりたい
算数…百ます計算がもっと早くできるようになりたい
英語…もっといろんな言葉を覚えたい
ということでした。
 
この回答を得るために…時間がかかりましたよ。私はものすごくせっかちな人間なので子供の話をゆっくり聞くのは非常に苦手です。ですが、がんばりました!「そうなんだ~?」、「なんでなの~?」、「どう思う~?」などとできるだけ息子がたくさん気持ちを言えるように時間をかけました。
 
その後、息子から国語については本をたくさん音読したいという提案が出たので、冊数も相談して童話を7冊音読するに決定。
 
算数は百ます計算をもっと早くしたいという事なので、二人で相談して今の最高記録6分15秒を1分縮めて、5分15秒を目標にしました。
 
英語のもっといろんな言葉を覚えたいというのは、なかなか具体的なアイデアが出なかったので、私の方から「日記を書いてみてわからなかった言葉を調べる?」とか、「本を読んでわからなかった言葉を調べる?」とか、「自分で英語の絵本を作ってみる?」等のアイデアを出してみました。
 
その結果、英語の本を読んでわからなかった単語を調べるという目標に決定。国語よりは読むのに時間がかかるため、6冊英語の本を読んで新しく知った単語を覚えるという目標になりました。
 
個人的には、国語と英語の目標は達成可能、算数の目標はちょっとチャレンジだなと思っています。でも、たとえ算数の目標が達成できなくても、2つの目標がクリアできれば本人も目標が達成できたという気持ちになるのではないかと思います。
 
結果がどうなったかは、春休みが終わってからお知らせしますね。

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