学校で英語を勉強したのに、いざ外国の人を目の前にすると話せなかった。話してみたけど自分の英語がうまく伝わらなかった。このような経験はありませんか。これらは私たち日本人が英語学習で最初にすべき発音の勉強=「フォニックス」について学んでこなかったからです。
息子をオーストラリアの学校に通わせてみて、私が一番衝撃を受けたのが「フォニックス」のレッスンでした。「自分が子供の時に教えて欲しかった〜!」、「なんで今までだれも教えてくれなかったの〜!」と心の中で叫びました。
「フォニックス」を学ぶということは、アルファベットの発音のルールを学ぶということです。例えば日本人はABCを「エィ、ビー、シー」というように学びますが、英語圏の国ではそれと共にABC「ア、ブ、ク」というように発音で学びます。
一部の英語教室ではフォニックス学習の重要性を伝えていますが、私としてはぜひフォニックスを公立学校の英語カリキュラムとして組み込んで欲しい!それくらい重要だと言えます。
英語を母国語とするオーストラリアの学校では、母国語を学ぶ最初のステップとして、「フォニックス」を繰り返し教えます。その教え方はシンプルで、先生の後に続いて発音の練習をし、その発音が入っているワードを探して発表するというものでした。
例えば、「A」の発音を習う日は、「ア」、「ア」、「ア」と練習した後で生徒たちが、「apple、ant、alligator」というように自分の知っている「A」の発音の単語を発表していました。
その為か、クラスの子供達は「ABC」を「エィ、ビー、シー」ではなく「ア、ブ、ク」という「フォニックス」で認識しています。ある日、息子のクラスメイトに「名前のスペルを教えて?」と尋ねた際、「クッ」と言われ…「???」…理解できない私…。今なら分かります!「C」だね!「シー」って言わないんだね。
母国語が英語であるオーストラリアの子供達でさえ、当然の様に正しい英語の発音ができるわけではありません。このように幼少期にしっかりと英語発音の練習をしているわけですね。
それなのに英語が母国語ではない私たちが、フォニックスを学ばずに英語の学習を進めていくというのは非常に難しいことなのではないかと感じます。
フォニックスを学ぶ4つのメリット
では、フォニックスを理解する事でどのような良いことがあるのでしょうか
①知らない単語でも予想して読むことができる
②新しい単語を覚えやすい
③正しい発音で英語を発することができる
④ネイティブスピーカーの発音を聞き取れるようになる
↓すると!
↓そして!
それは、そうですよね。頑張って英語で話しかけた結果、カタカナ英語を聞き取ってもらえない…そんな悲しいことがなくなれば、英語を話すのはきっと楽しいですよね…(完全に個人的意見です。)
では、なぜ、「フォニックス」ではこのような夢のような効果が期待できるのでしょうか。
フォニックスを学べば新しい単語を目にした時に、意味はわからなくてもその単語を読むことができます。
日本語であれば、「あいうえお」という文字の名前さえ覚えれば、その発音も「あいうえお」と同じであるため、そのままひらがなの文章や単語が読めるようになります。
しかし、英語は「ABC」という文字の名前は「エービーシー」ですが、発音は「ア、ブ、ク」というように、文字の名前と発音が異なっています。当然「エービ-シー」を覚えただけでは、文章や単語は読めません。
例えば「bag」という単語を初めて目にした場合、
「フォニックス」を習っていない人
「ビーエージー」と読む全く「bag」の発音につながらない
→「ビーエージー」は「バッグ」と発音するということを暗記する
「フォニックス」を習っている人
→「ブ」「ア」「グ」
→「bag」の発音につながる
このように、英語文章や単語を読むのに、「フォニックス」は必要不可欠なのです。
発音のルールである「フォニックス」を理解すれば、新しい単語を覚える際に単に暗記するよりも記憶に定着させやすくなります。
その単語の発音さえ覚えれば、後はルールに従ってアルファベットを書けばいいだけですから、今までの暗記のように発音を覚えて、その発音とは全く関係のないアルファベットの列を何度も紙に書いて覚えるよりは、ずっと楽になります。
今までの、単語ごとに正しい発音を覚えていくという方式から、アルファベットごとの正しい発音を学ぶことで、安定して正しい発音で英語を発することができるようになります。
正しい発音を学ぶことで、初めて正しい聞き取りができるようになります。
日本人が苦手といわれている「r」と「l」の聞き分けや、「th」といった発音も、自分が正しい発音を覚えることで自然に聞き取れるようになるのです。
ここまで読んでいただければ、私が「なんでフォニックスを今まで教えてくれなかったの~!」と心の中で叫んだ気持ちも理解してもらえるはずです。
同じ気持ちになった方!将来、お子さんにこのような思いをさせたくない方!ぜひ、私と一緒に「フォニックス」を学んでいきましょう。
私も「フォニックス」が完璧というわけではありません。だからこそ、オーストラリアの先生方に「フォニックス」が学習できるサイトを教えてもらいながら、息子と競うように勉強することができています。
このサイトでは私と息子の「フォニックス」学習を進めていく過程を少しずつ掲載していこうと思っていますので、興味がある方はぜひ一緒に「フォニックス学習」がんばっていきましょう。
無料でフォニックス学習を始めたい方はこちら→第1回フォニックスを無料で学習しよう
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